若いピアノの先生が全然不利ではない本当の理由

マインドセット

さとゆかです。

前回若いピアノの先生でも自信を持って、しっかり教えてくれる先生なら大丈夫!
というテーマで記事を書きました。

若いピアノの先生が「信頼される」先生になるためにできること

 

若いピアノの先生を探している人はたくさんいます

ニーズの反対にも、ニーズがある!

ぽっちゃりしてる人が好きっていう人もいれば、細身のスマートな人が好きな人もいるのと同じ次元の話です。

 

優秀なピアノの先生でもこういう人は選ばれないよ

 

時間が守れない

髪の毛ボサボサ

ノーメイク

レッスン室ごちゃごちゃ

 

 

↑こんな先生いたらどうでしょうか?笑

極端ですけど。

どんだけベテランで指導歴長くて、すごい経歴持ってても、あんまり習いたくないと思いません?私なら絶対子どもに習わせたくないですね!

時間も、見た目も、レッスン室も、生徒や保護者など、相手が関わってくることです。なのに守らない、気を使えない、大切にできない。

これって相手を大事にしてなってことですよね。だから、当然ですけど相手からも大事にしてもらえないです。

だとすると、どんなにすごい先生でも、
「選んでもらえない」ということが起きてきます。

若くてもちゃんと「選ばれているピアノの先生」はいるよ!

以前、私の教室では現役音大生を採用したことがあるんです。ピアノ講師の求人を出して3ヶ月くらい経っていた頃。募集期間はとっくに過ぎていた時期でしたけど、電話でまだ募集してますか?と尋ねてきたのが彼女。

学生なのにすごい!やる気がある!会ってみたい!

と思った私は、特別に彼女の面接枠も設けました。

応募してきた中には、ピアノ指導経験者、留学経験、一流音大卒、などそうそうたる先生がいたのですが、採用は見送っていました。そして、私が担当していた曜日の1つのクラスを、音大生でしかも指導全くの未経験の彼女に任せることにしました。

音大先生は、

やる気がある

丁寧なコミュニケーションができている

誠実な態度である

時間をちゃんと守れる

選んだ理由はとてもシンプル。でも絶対に一緒に仕事をする上で外せないところばかりだし、先生なら絶対にこういう「在り方」の人がいいと思いませんか?

熱心に指導してくれて、とても優しくしてくれて、誠実な態度で、約束をちゃんと守ってくれる。こんな人なら、生徒は先生を大好きになるし、保護者も心から信頼してくださいます。

ちなみに私は関東にいますけど、地方音大出身です。

残念ながらコンクール受賞歴や、その他音楽家としての演奏会の実績等も皆無。輝かしい経歴とやらは持ち合わせてません。それらが持てるように努力はしましたけど。

それでもたくさんの生徒に恵まれました。保護者にお子さんの「ピアノの先生」として選んでいただきました。

こうするといよいよ年齢に加えて、経歴や学歴も関係ないってことも出てきますね。究極は音大卒でないピアノの先生もたくさんいますよ!

先生である前に「誠実な人」であるかどうか

音大先生とお話していると、

「今日教授のレッスンで・・・」

「練習室で・・・」

「オケの子たちが・・・」

と、音大生ならではのキーワードがバンバン出て、懐かしいな~って思うことも多々あり楽しかったです。

体調を崩して残念ながら退職されたんですけど。責任感があって、とっても頼りになる先生でした。生徒も保護者も彼女を心から信頼してました。

もちろん最初から完璧だったわけじゃないですよ!なんせ指導未経験ですから。たくさんレッスン見学をしてもらいましたし、今使われている教材も彼女は全然知らなかったですから、大変だったと思います。

でも彼女は決して逃げなかったし、あきらめなかった。「やったことないから」「若いから」を理由にしなかった。わからないことはどんどん質問してきたし、だからどんどん先生として成長していきました。

いつかふとレッスンを覗いたとき、生徒と楽しそうにお話しながらレッスンをしていて、胸が熱くなったことがあります。

・・・人と働くって、まぁいろいろと大変なんですよ(笑)

でもこういう人と出会えると、人と一緒に働くのって財産だなと思わせてもらえました。きっと彼女はうちでの経験を活かして、更に素敵なピアノの先生へとなっていくことでしょう。

で、話は戻りますけど、彼女は当時22とか23歳です。これを読んでくれてる、自信がなかなか持てない若いピアノの先生のあなたは、おいくつですか?

ほんと年齢は関係ないですよ~~

むしろ若さは武器!若いピアノの先生として自信を持って戦おう!

若いってとっても素敵なことじゃないですか。30代の私でもまだ、若いね~って言われるくらいですから。

子どもって、とってもかわいいでしょ?

元気で、ニコニコしていて、無邪気で。なんだかこちらまで元気になってくるほどです。それと同じで、私たちも誰かにとってはそういう存在なのかもしれないってことです。

そして、若いってことはたくさんの伸びしろを持ってます。自分から学ぼう、考えよう、行動しようって人はどんどん頭角をあらわしていきます。

経験者だからってふんぞり返ってて、現状に満足してて、新しいことに目を向けないような人には、経験があろうがなかろうが負けるわけがありません。

年齢関係ないっていうのは向上心があるかどうか、なのです。
向上心がある人は、子どもだろうが大人だろうが、100歳だろうが成長していきます。

どうですか?

年齢とか経験を理由にしり込みしてるのって、とても時間と労力の無駄だと思いませんか?
そう思うなら、すぐに今から「やれること」にフォーカスして、「信頼される先生」にシフトしましょう。

具体的にどんなことから取り組めばいいか、自分でも考えつつ、こちらの記事もご参考にどうぞ。

若いピアノの先生が「信頼される」先生になるためにできること

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