「不動産投資って本当に儲かるの?」
「株式投資と比べてどっちが得なの?」
「利回りはどれくらい?」
この疑問は、投資を始める人なら誰もが一度は考えるテーマです。SNSでも「不動産派 vs 株式派」の議論は絶えませんが、実は 数字で比較している人はほとんどいません。
本記事では、不動産投資と株式投資を“同じ自己資金”で比較できるシミュレーションツールを使い、どちらがどれくらい増えるのかを徹底的に可視化します。
不動産投資と株式投資の違いをまず整理する
不動産投資の特徴
- 家賃収入がある
- 管理委託費・修繕積立金などの支出がある
- 空室リスクがある
- 元本返済が“強制貯金”になる
- 繰上返済で資産拡大スピードが加速する ←重要
不動産投資の本質は、「借金を返しながら資産を増やす仕組み」 にあります。
株式投資の特徴(S&P500、オルカンなどの投資信託を想定)
- レバレッジなし
- 配当はあるが家賃ほど安定しない
- 支出がほぼない
- 市場変動が大きい
- 長期で平均 5〜7% 程度の成長が期待される
株式投資の本質は、「市場の成長を取りにいくシンプルな投資」 です。
不動産 vs 株式を“同条件”で比較
以下のツールでは、次のような比較ができます。
- 不動産投資の純資産推移
- 株式投資の資産推移
- 自己資金に対する最終利回り(ROE)
- 年平均利回り(CAGR)
- グラフでの視覚的比較
- 年次の詳細表(残債・元本・繰上返済額・CF など)
不動産投資(+繰上返済) vs 株式投資(積立)
物件情報
円
円
ローン条件
%
年
運用条件
円
円
円
%
円
株式条件
%
年次推移
| 年 | 不動産投資 | 株式投資 | 自己資金累計 | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 期首残債 | 利息 | 元本 | 繰上返済額 | 期末残債 | CF | 純資産 | |||
不動産+株式資産グラフ
不動産の実質利回り3.9% vs 株式7%:なぜ最終利回りが同じになるのか?
今回の初期値では、
- 株式利回り:7%
- 不動産の実質利回り:3.9%
となっています。普通に考えれば、「株式7%の方が圧倒的に有利では?」と思いますよね。しかし実際のシミュレーションでは、完済時の最終利回り(ROE)はほぼ同じになる。理由は以下の通りです。
理由①:不動産は「物件価格」に対して利回りが出る
株式は自己資金に対して利回りが出る。不動産は物件価格に対して利回りが出る。自己資金10万円で2,000万円の資産を動かすため、利回り3.9%でも自己資金効率(ROE)は跳ね上がる。
理由②:元本返済が純資産を押し上げる
借入返済の中に含まれる元本返済分は支出ではなく純資産の増加。株式にはこの仕組みがない。
理由③:繰上返済が資産拡大スピードを加速する
繰上返済は、
- 負の複利(利息)を止め
- 元本の減りを加速し
- 純資産の増加スピードを上げ
- 返済比率を下げ
- 追加融資の余力を作る
という 資産形成の加速装置。この効果が、株式7%と不動産3.9%の差を埋める最大の要因。
不動産 vs 株式の特徴比較図
| 観点 | 不動産投資 | 株式投資 |
| 投資の仕組み | レバレッジ(借入)で大きな資産を動かす | 自己資金のみで運用 |
| 収入 | 家賃収入+元本返済 | 株価上昇+配当 |
| 支出 | 管理委託費、管理費・修繕積立金など | ほぼゼロ |
| リスク | 空室・修繕・災害・金利上昇 | 市場変動 |
| 手間 | 管理会社とのやり取りなど | ほぼ放置 |
まとめ:どちらが得かは“条件次第”
- 不動産はレバレッジ+元本返済+繰上返済でROEが高くなりやすい
- 株式はシンプルで手間が少ない
- どちらが得かは「自己資金」「家賃」「金利」で変わる
- だからこそ、シミュレーションが重要
あなたの条件で試してみることで、最適な選択が見えてきます。
次回予告:複数物件を持つとどうなるのか?
今回のシミュレーションは 1物件+株式 の比較でした。しかし実際の投資家は、
- 2件目
- 3件目
- 4件目…
と物件を増やしていきます。
次回の記事では、
- 複数物件を持つとROEはどう変わるのか?
- 繰上返済は2件目・3件目の取得にどう影響するのか?
- 家賃収入の積み上げはどれくらい強力なのか?
- 株式投資と比べて優位性は増すのか?
を、今回のツールを拡張した “複数物件シミュレーション” を使って徹底解説します。

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